AWSの主要なサービスを簡単な言葉で説明してみる
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目次
AWS の主要なサービスを簡単な言葉でざっくりと説明してみました
この記事の対象は、
- AWS のサービスにイマイチピンときてない人
- 全く知らない人
向けとなります。
AWS
Amazon Web Service の略となります。
AWS には 100 を超えるサービスがあり、それを総称して AWS と呼ばれています。
EC2
Amazon Elastic Compute Cloud の略です。
クラウド上に作られた仮想サーバーです。
CPU、メモリ、ストレージをあとで増やしたり減らしたりすることが、管理画面でポチポチと押すだけで可能となり、そこが仮想サーバーの 1 番の魅力だと自分は思っています。
この EC2 で出来ることは「ほぼすべて」です。
例えば、データベースにもなりますし、画像の置き場としても使えます。もちろんサービスをリリースするサーバーとしても使えます。
使用用途は多岐に渡り、困ったら EC2 を使えば大抵のことは解決します。
S3
Amazon Simple Storage Service の略です。
ストレージサービスです。主に画像や動画などデータを保存するサービスとなります。
魅力的なことは、
- 従量課金でスタート時安価であること
- 容量の上限がないこと
- セキュリティ設定が管理画面操作で簡単
- 後述する Cloud Front などと連携し非常にコスパよく速いデータ通信が可能
ということです。
RDS
Relational Database Service の略です。
リレーショナルデータベースは、最も基本的なデータベースの種類です。
このサービスは、クラウド上にデータベースを数回のクリックで作成することができるものとなります。
他のサービスと同様に、管理画面をクリックするだけでメモリや CPU、ストレージ(容量)を増やすことができます。
サービスを運用後、負荷の状況を見て適切なものを選択することができます。
また、マルチ AZ という、障害時に他の正常な AZ を使用して稼働を続けることができるものも簡単に設定ができます。
AZ は Availability Zone の略で、東京と大阪のようなデータセンターの設 備の単位を指します。
マルチ AZ は複数のデータセンターにデータベースをおくことで、例えば停電などで障害が発生した際に他の AZ のデータベースに接続することでサービスの稼働を止めないようにしてくれる仕組みです。
ELB
Elastic Load Balancing の略です。
ネットワークのトラフィックを分散してくれるサービスです。
複数台のサーバーを並列に使用する際に、A さんの接続はサーバー A に振り分け、B さんの接続はサーバーに振り分け、負荷を分散してくれる仕組みとなります。
管理画面でクリックするだけで設定が可能です。
Lambda
略語ではなく、ラムダというサービスです。
サーバー不要のコード実行環境を提供してくれ、管理画面上でイベント発生のタイミングを設定できます。
例えば、画像が保存された際にその画像を元に圧縮などの加工処理などをしたりできます。
使用用途としては多岐に渡ります。
また、サーバーと違う点として、イベント発生するまでは眠っている状態ですので、
起動中ずっと課金されている EC2 に対して、メモリの使用量に対して課金されるという違いがあります。
コストの面も考えて使用すると便利なサービスになると思います。
EBS
Elastic Block Store を言います。
簡単にいうと、外付けハードディスクです。
EC2 や RDS に接続したりして使用します。
容量をあらかじめ 10GB などと指定して使用し、この容量と時間に対して課金されます。
Route53
ドメインなどを設定するサービスです。
ユーザーのリクエストをルーティングさせ、WEB サイトやアプリケーションにアクセスできるようにしてくれます。
また、ドメインを買うことや、管理をすることができます。
Certificate Manager
SSL/TLS 証明書を買ったり、管理したりすることができるサービスです。
URL を HTTPS 化したい時に使うサービスで、ELB や CloudFront に使っています。
HTTPS の S は「セキュア」です。
Web ブラウザと Web サイト間の通信を暗号化して安全な接続を実現します。
CloudFront
コンテンツ配信ネットワーク (CDN) サービスです。
データをキャッシュ化し、通信容量を抑えたりデータの高い転送速度が可能になります。
頻繁にアクセスされるコンテンツをキャッシュし、保存先がメインで使われているサーバーではないところ(エッジロケーション)であるため、サーバーに負荷がかからなくなるというメリットがあります。
また、EC2 などは通信量に対して従量課金があるのでコスト削減にもつながります。