技術ブログは書くべきか?始め方やメリット、コストについて
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エンジニアは技術ブログを書くべきかどうかや、始め方やメリット、コストについて自分の経験をもとに買いていきます。
技術ブログは書くべきか?
自分の結論としては、技術ブログは書いた方が良いけど、必須ではないというのが結論です。
書くための目的次第だと思います。
例えば、会社のエンジニア採用や案件獲得を目的とした場合、効果的な可能性もあります。
逆に収益目的であればあまり効果を感じず案件頑張った方がコスパ良いと思います。
記事制作を趣味として続け、ついでに WEB の知識を得るくらいの感覚でトライするのが自分としてはちょうど良かったです。
技術ブログを書くメリット
誰かのためになる
- 自分へのメモとなる(備忘録代わりになる)
- 誰かの解決を助ける
- 収益や案件につながる
特に自分がやったことの備忘録として残しておくと、意外とあとでやり方を見直すときに自分の記事を見て実装することができます。
特にインフラの設定で打ったコマンドの記事や、何か外部サービスを設定する際にした設定など、たまにしかやらないことをメモ代わりに書いておくと役に立ちます。
当然、Notion などのメモアプリに自分用にメモを残しておく方法でもそれは可能なのですが、人が見る前提で清書することによってあとで読みやすくなるうえに、誰かの解決の助けになるというプラスアルファの効果もあります。
とりあえず自分のために書き、結果人の解決を助けているくらいの感覚で始めるのが良いと思います。
WEB の知見がつく
- アナリティクス
- サーチコンソール
といった、ツールの使用方法を身につけることができます。
これらのツールはどんなサービスでも必須級のサービスですのでこれらを正しく設置したり分析のノウハウみたいなものを独自で持っていることは良いことだと思います。
これを自分のブログを運営しながら身につけることができます。
管理画面を眺めていると色々知ることが できますし、外部サービスに技術記事を投稿し続けるのと一番違う部分はここかもしれません。
自分のメディアなので何でも試せる
自分のメディアを持つことで、自分の好きなように色々なことが試せるようになります。
例えばリライトは意味があるのか?とか、タイトルを変更するとどの程度で反映するのか?とか、色々実験することができます。
会社のサイトだと、いちいちスプレッドシートで変更履歴を細かく残さないといけないところを、自分のサイトであれば適当に試し、実験することができます。
技術ブログのコスト
技術ブログのコストは以下の2つ掛かるのが一般的です。
- ドメイン代金(例: 年 ¥1 ~ ¥1,500 ほど)
- レンタルサーバーなどのサーバー代金(例: 月 ¥400 ~ ¥2,000)
例えば、レンタルサーバー ConoHa WING だと、(執筆時、3年契約で)これくらいの月額利用料となり、独自ドメイン1つを無料で手に入れることができます。
これが安いか、高いかは人によって感じ方は違うと思いますが、これくらいの出費であれば自分の経験のために使うのも悪くはないと思います。
収益でペイするためにはかなりの流入数が必要になってくるので、とりあえず収益のことは忘れてどんどん記事を書いていくことが大事です。
レンタルサーバーを使わないコスト削減方法
レンタルサーバーを契約せずに、独自ドメインだけを買って運用する方法があります。
独自ドメインだけであれば、初年度1円などで手に入れて、1年後の更新から数千円のコストが掛かるような費用感となります。
ちなみに、現在自分は、.jp と.com の2つのドメインを持っていますが年間のコストは画像の通りです。
.com
と.jp
の末尾の部分によってコストが変わるので注意してください。また、初年は安く手に入れられることが多いです。
自分はこのドメインだけを契約し、静的なサイトをホスティングするサービスを使ってこの技術ブログを開設しています。
自分は Netlify(https://www.netlify.com/) と Vercel(https://vercel.com/) を使っています。
この2つはビルド時間などによってコストがかかります。
データベース型で静的なページを量産するような形でなく、ブログのように自分で記事を増やしていく場合はこの無料枠を超えることの方が難しいと思いますし、逆に最初はそれを目標にしていくのも面白いかもしれません。
ちなみに自分のサイトは今でも無料枠で収まっています。
技術ブログの書き方
書きたいことを書く
- 自分がチャレンジしたこと
- 自分が沼にはまって数時間を溶かしたこと
- 自分があとでまた同じことをやりそうなこと。
など、自分が書きたいことを書きましょう。
初心者だからといって、恥ずかしがらずに書くことが大切だと思います。
タイトルの付け方にはこだわる
記事のタイトルにこだわることで流入数は格段に増えます。
その記事の内容が分かり、人がその記事を読む時に検索しそうなワードを組み込んでタイトルを付けましょう。
技術ブログの場合、
- 「○○(パッケージ名)のインストール方法」
- 「○○(エラー文)の解決方法」
などシンプルな内容の方が良いです。
結論ファーストで書いて良い
世の中の SEO 知見者の間違った情報として
「結論ファーストは滞在時間が少なくなるので NG」という情報があります。
実際のところとして、結論ファーストで検索上位を取ることは全然可能ですし、以下の動画では滞在時間は影響されないと語られています。
そもそもプライバシーを大事にする旨語っている Google がどのように他人のサイトの滞在時間を取得していると思っているのか疑問です(アナリティクスを使っていないサイトは?GoogleChrome 以外のブラウザの場合は?)
結局 Google 検索が取得でき、使っている情報というのは、
- インプレッションに対するクリック率
- ブラウザバックで他サイトを閲覧したかどうか
がメインだと自分は考えていて、記事を制作する上ではこの2点だけ気にすれば問題ないと思います。
記事の長さを増やすことにより、無駄に滞在時間を増やそうとするより、「検索ワードがその記事で解決するかどうか」が一番大事なのです。
全然結論ファーストで書いた記事でも上位表示され、流入を稼ぐことができます。
結論ファーストの記事の例:【Vue.js】戻るボタンを実装する方法【VueRouter】
ちなみに、この話は記事の評価の話であり、ドメイン評価は様々なファクターによって形成されると考えています。
技術ブログの始め方
レンタルサーバー(ConoHaWING)を使う場合(簡単)
レンタルサーバーのメリット
- 設定が簡単ですぐに開 始できる
- 記事制作に集中できる
- ワードプレスなので直感的に記事を掛ける
- ワードプレスの知識がつく
という点が後述のホスティングサービスとの差になります。
レンタルサーバーのデメリット
- ドメインかつホスティングサービスを利用する場合と比較してコストが高い
です。
ConoHa WING を使う理由
自分は技術ブログ以外のメディアで ConoHa WING を使用しています。
そして、レンタルサーバーの中で自分が ConoHa WING を実際に使用している理由としては、
- 表示速度が早い
- 管理画面が使いやすい
- ブログのレイアウトなどテンプレートが安く買える
必要な機能が網羅されていながら、管理画面が見やすいので非常に使いやすいです。
レンタルサーバーはエンジニアブログに向いているか?
向いていると思います。
ワードプレスは非常に簡単に記事を書くことができ、記事作成に集中することができます。
また、プラグインで簡単にコードブロックのレイアウトをつけることができ、読みやすい記事デザインにすることができます。
レンタルサーバーでブログを始める方法
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独自ドメインとホスティングサービスの場合(難しい)
独自ドメインとホスティングサービスのメリット
- 一度設定すればランニングコストが安い
- キャッシュと CDN により表示速度が早い
- マークダウンで記事が書ける
- Gatsby.js などのフレームワークの知識がつく
- Vercel などのホスティングサービスの知識がつく
- GitHub で記事管理できるのでバックアップやセキュリティに強い
独自ドメインとホスティングサービスのデメリット
- 開設するまでが大変
独自ドメインとホスティングサービスでブログを始める方法
ドメイン購入方法
その他の選択肢
技術記事を書きたいという目的であれば、それに特化した技術記事サイトに投稿するのが良いと思います。
- zenn(https://zenn.dev/)
- Qiita(https://qiita.com/)
他にも note(https://note.com/)という選択肢もあると思います。
はてなブログは一番マッチしてないと思います。
収益手段
収益手段は主に Google アドセンスがメインになってくると思います。
大体 1PV で 0.1 円 ~ 0.2 円程度が単価になっています。
他にも Amazon アソシエイトで物販する方法や ASP を使った商材の販売もありますが、
How To 系の記事において物販はほとんど期待できないので、Google アドセンスなどのインプレッションに対して収益がつきやすいものがメインになってくると思います。
まとめ
以上です。
自分が技術ブログを始めて一番良かったのは SEO の知識がついたことかなと思います。
小手先のテクニックを語る人は多いですが、実際のところその分野において知識を深めて、自分が実際にトライしたことを丁寧に書けば人に読んでもらうことができると思います。
今は E-EAT と言って「Experience(経験)」が一番最初にくることなどから、実際に筆者が体験した内容のものが伸びやすい傾向にあると思います。
ではどうやってそれを記事で表現するか、証明するか、というところに関してはお問い合わせいただければ企業様向けに資料配布することが可能ですのでお問い合わせください。
読んでいただきありがとうございました。