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Laravelの環境構築をする簡単な方法【初心者向け】

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Laravel の環境構築をする簡単な方法について紹介します。

はじめに

Mac と Windows では少しやり方が変わる部分があります。

この記事は Mac のやり方をメインに紹介しますが、手順の方向性は同じですし、この環境で構築することを自分は推奨しています。

このやり方を推す理由

  1. MAMP や XAMPP での環境構築は不具合が起きやすい(ビルドの CSS 反映が遅かったり、キャッシュリセットがめんどうだったり)
  2. Docker は最初難しく、Docker の構築で挫折して Laravel まで辿りつかない

もし Docker で環境構築してみたいという人は、こちらの記事に動画とともに解説していますので、こちらを参考にしてみてください。

Docker で Laravel 11 の開発環境を構築する方法【動画あり】

ざっくり今回の手順

  1. ローカル(PC)に PHP を入れる
  2. Composer を入れる
  3. Laravel をインストールする
  4. MAMP or XAMPP でデータベースを用意する

Homebrew をインストールする

Homebrew は PHP をインストールするために使います。

brew install phpというようなbrewから始まるコマンドはこれが入っていることによって使えるようになります。

Homebrew 公式ぺージに書いてあるコマンドを打つことで簡単に導入することができます。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

無事にインストールが終了していれば下のコマンドでバージョンが見れます。

brew -v
Homebrew 4.0.3

PHP をインストールする

コマンドを打っていきます。

以下のコマンドで PHP の最新のものがインストールされます。

brew install php

バージョンを指定したい場合は以下のようにやります。

brew install php@8.2

使えるバージョンを確認する方法は以下のコマンドで確認することができます。

brew search php

バージョンを指定するところにこの一覧の中にあるバージョンを書けます。

以下のコマンドを打って、

php -v

該当のバージョンが入っていれば成功です。

PHP のバージョンがあってない時、古そうな時

PHP のバージョンを別のものを読み込んでいる可能性があります。

※MacOS が Catalina 以降はzshなので以下のコマンド

echo 'export PATH="/usr/local/opt/php@8.2/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
echo 'export PATH="/usr/local/opt/php@8.2/sbin:$PATH"' >> ~/.zshrc

以上のようにコマンドをしてパスを通します。

ターミナルを再起動し、

php -v

該当のバージョンが入っていれば成功です。

それでもバージョンが変わらなかった時

brew services start php@8.2

それでもダメな時

brew link php8.2

初めての人は最初の段階で終わりますが、これまで色々触ってきた人ほどうまくいかない可能性があります。

PHP のバージョンが表示されたら完了です。

composer をインストールする

Composer は、brewと似たようなもので、PHP 関係のパッケージを入れるためのツールです。

composer 公式

公式に貼ってあるコマンドを順番に打っていきます。

php -r "copy('https://getcomposer.org/installer', 'composer-setup.php');"
php -r "if (hash_file('sha384', 'composer-setup.php') === 'dac665fdc30fdd8ec78b38b9800061b4150413ff2e3b6f88543c636f7cd84f6db9189d43a81e5503cda447da73c7e5b6') { echo 'Installer verified'.PHP_EOL; } else { echo 'Installer corrupt'.PHP_EOL; unlink('composer-setup.php'); exit(1); }"
php composer-setup.php
php -r "unlink('composer-setup.php');"

これらのコマンドをうち終わると、今ターミナルで操作している場所に composer.phar ができているので、コマンドを打てるように特定の場所に移動させます。下のコマンドです。

sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer

パスワードを求められるのでパソコンのログインパスワードを入力します。

sudo は管理者としてコマンドを打ちます

mv は移動(move)

composer.pharと言うファイルを/usr/local/bin/composerに移動します

MAMP をインストールする

続いて MAMP をインストールします。

最初から phpMyAdmin などが入っており、データベースも簡単に用意してくれます。

MAMP ダウンロードページ

ここから使っている環境の MAMP & MAMP PRO をダウンロードし、インストールしてください。

Windows の人は Xampp を使うことを推奨します。(MAMP だと色々あるみたいなので)

ちなみに、MAMP PRO は勝手にインストールされてしまいますが、無料の MAMP だけで十分です。

MAMP をインストールすることができたら、「スタート」を押して起動しておいてください。

そうするとブラウザでこのような画面が表示されるので、MySQL → phpMyAdmin をクリックして phpMyAdmin を表示しておきましょう。

MAMP

node をインストールする

node は JavaScript 関係のパッケージを入れる際に使います。

node ダウンロードページ

ここからインストールするのが最も簡単です。

LTS(推奨版)の、使っている PC の種類を選んで手順にしたがってインストールしてみてください。

node -v

でバージョンが表示されていれば OK です。

Laravel のコマンドを打ってみる

Laravel のグローバルインストールからローカルサーバーがたつまで

コマンドを打った場所にプロジェクトが生成されるので、

まず、ターミナル上でプロジェクトを作成するディレクトリに移動します

デスクトップに作るとしたら、cdコマンドで

cd ~/Desktop

移動したら、

次のコマンドで2回登場する、example-appはプロジェクト名を指すので、任意の好きな単語を入れてみてください。

composer create-project laravel/laravel example-app
cd example-app
php artisan serve

うまくサーバーが立ったら成功です。

データベースを繋ぐ

先ほど MAMP でデータベースは用意されていましたが、Laravel プロジェクトと連携させます。

さきほど開いた phpMyAdmin の画面を開きます。

左のデータベース一覧の一番上に「新規作成」というのがあるので、そこをクリックします。

すると、「データベースを作成する」とあるので、好きな名前のデータベース名で新規作成してください。

utf8mb4_unicode_ciを選択しておくと無難だと思います。

phpmyadmin database

データベースが作成できたら、データベースに接続するための情報を探します。

さきほどの画像のところに、

MAMP

ホスト、ポート、ユーザーネーム、パスワードが書かれています。

それを、Laravel プロジェクトのルートディレクトリにある.envに書くことでデータベースに接続できます。

laravel env

この項目を探し出して、MAMP を起動した画面に書かれていたホスト、ポート、ユーザーネーム、パスワードに書き換えます。

DB_DATABASEは phpMyAdmin で新規作成したデータベース名です。

DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=localhost
DB_PORT=8889
DB_DATABASE=example
DB_USERNAME=root
DB_PASSWORD=root

変更したら、Laravel プロジェクト上でコマンドします。

php artisan migrate

これを打つと、Laravel プロジェクトのマイグレーションファイルが実行され、

Database seeding completed successfully.と表示されればデータベースの接続ができ、環境構築が完了です。

さいごに

MAMP(XAMPP)とは?

MAMP は、PHP、MySQL、phpMyAdmin をすべてインストールし使えるようにしてくれる便利なツールです。

自分で MySQL や phpMyAdmin を入れるとなると設定がめんどくさく、大変な思いをするでしょう。

そこで、このツールを使って、MySQL や phpMyAdmin を担当してもらいます。

ローカルの PHP でやる理由

MAMP や XAMPP で開発をすると不具合が多いと感じたからです。

Laravel はビルドをして CSS や JS を反映させたりします。

それの変更の察知(キャッシュのリセット)が MAMP だと微妙なので、

Laravel のphp artisan serveでローカルサーバーを建てた方がストレスなく開発することができると思うからです。

これが初心者にオススメの一番簡単な構成です。

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