レンタルサーバーが遅い時の解決方法
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レンタルサーバーでワードプレスサイトを運営していて表示が遅いと感じる時の解決方法についてまとめました。
表示が遅い最大の原因を知ろう
まず大事なのはページの表示が遅い原因を推測するのではなく、しっかりとツールを使って計測することが大事です。
最初から「PHP の実行が遅いから」という決めつけた目線で考えるのでは無く、まずはツールを使って自分のサイトを分析してみましょう。
これによって、改善をするにしてもビフォーアフターで数値を確認し、施策の効果を実感することができるようになります。
PageSpeed Insights を使う方法
これは Google が提供しているウェブページを検査してくれるツールです。
Google Chrome のプラグインである Light House と同じことをしてくれて、URL を入力するだけで検 査してくれるのでとても便利です。
このツールで、具体的にどこでページの表示に時間がかかっているのかをチェックするのが、最初は良いと思います。
Google Search Console の平均応答時間を見る
Google Search Console の「設定」 → 「クロールの統計情報」で、平均応答時間を知ることができます。
コンソールのネットワークタブ
PageSpeed Insights の情報と重複されるものが多いですが、コンソールのネットワークタブでもページの表示速度に関する情報を得ることができます。
遅い原因を改善する
画像が重い場合
さきほどの検査ツールで画像が重かったことが分かった場合、画像を圧縮して軽くする方法が効果的です。
画像はページを表示する際にデータが大きくなりがちなため、何も対策していないとボトルネックになりやすいです。
ワードプレスの場合、プラグインで対応するのがオススメです。
【2024 年 6 月版】EWWW Image Optimizer の最新設定方法と正しい使い方についてわかりやすく解説
データの取得に時間がかかっている場合
ページの情報をキャッシュ化させることにより、ページにアクセスがあるたびにデータベースに接続する必要がなくなります。
これにより、ページの表示速度を上げることができます。
ワードプレスでは、プラグインで簡単にページの情報をキャッシュ化させることが可能で、ブログ記事を更新したら新しくキャッシュを作り直してくれます。
【2024 年最新】WP Fastest Cache の使い方・設定方法(不具合対処も紹介)
PHP のバージョンが古い
PHP はバージョンを上げることでパフォーマンスを上げることができます。
PHP は元々パフォーマンスが悪い言語でしたが、現在はかなり改善が進んでいます。
特に PHP8 以上では、さらにパフォーマンスがよくなっているため、PHP のバージョンを上げるというのも選択肢の一つです。
PHP 8.1、8.2、8.3 のパフォーマンスベンチマーク
それでも応答速度が遅い場合
ページのデータをキャッシュ化させたりすると、それ以上はサーバーの応答速度(レスポンスの速さ)も重要になります。
これは、我々のコーディングでなんとかできる問題では無く、サーバー側の処理に依存してしまうため、何を使っているかどうかで決まってしまいます。
残念ながらレンタルサーバー自体が遅いパターンがある
自分も某レンタルサーバーを使っていて遅いと感じていましたが、他の方も同様に感じているパターンもあるようです。
[実測]さくらサーバーは遅いから引っ越すと幸せになるよ。って話。
その某レンタルサーバーは、「表示が遅い最大の原因を知ろう」で
WordPress がサーバーへ与える負荷の大部分は PHP の実行です。
と書いています。
遅いからって引っ越しする前にちょっと待って!さくらのレン タルサーバで快適に WordPress を動かす方法
つまり、ワードプレスサイトの場合、どのレンタルサーバーを使っても条件は同じなので、今使っているレンタルサーバーが遅い場合は変更して別のレンタルサーバーを使うしかありません。
ページ速度を上げる必要がある理由
検索ランキング要素に使われている
検索順位に影響はあるとこちらの記事に書かれています。
ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します
「超絶遅いサイトの評価を下げている」くらいの感覚で使用されているんじゃないかと、自分は思っています。
ユーザーの離脱を防ぐ
こちらのサイトによれば、
- ページの表示速度が遅いと、ユーザーは待ちきれずに離脱してしまいます。これは大きな機会損失だといえます。
Google は、以下の図のように、読み込み時間が長ければ長いほど離脱率が上昇することを報告しています。読み込み時間が
- 1 ~ 3 秒の場合、離脱率は 32%
- 1 ~ 5 秒の場合、離脱率は 90%
- 1 ~ 6 秒の場合、離脱率は 106%
- 1 ~ 10 秒の場合、離脱率は 123%
上昇することが報告されています。
つまり、遅いと離脱されてしまいます。
離脱されるということは、「検索ワードに対して解決しないページ」とグーグルに認識されてしまうため、検索順位をあげるのに不利になってしまいます。
そのため、表示速度は早 くする必要があり、またその結果として記事の評価も上がるだろうというのが自分の見解です。
最終的には、「実際に自分がページしようとした際にストレスがかかるかどうか」で判断すれば良いと思います。
無難なレンタルサーバー2選
自分の経験上、この2つであれば問題ありません。
あとは自分の力量でできるだけ表示速度を上げるように努力する必要があります。
ConoHa WING
他のレンタルサーバーと同じ値段で、早いです。
速度を売りにしたレンタルサーバーなので、管理画面でキャッシュ化などの機能がついています。
自分が実際にワードプレスを ConoHaWING で動かしているサイトのパフォーマンスですが、
特に問題は感じませんし、実際に使っていて表示は速いです。
エックスサーバー
鉄板のレンタルサーバーです。
無難に早いため、すでにこのレンタルサーバーを使っている場合、 レンタルサーバーを変えてもそんなに効果はないかもしれません。
どちらがオススメか
どちらも良いと思いますが、自分は管理画面が使いやすいので ConoHaWING を使っています。
必要最低限の機能が集約されており、他のレンタルサーバーは色んなコントロールパネルへのログインがあり、今なんのサービスにログインしてのか分からないなど迷子になりやすかったです。
その点、ConoHaWING はシンプルにワードプレスのサイトを動かすために必要なものがわかりやすく配置されていると思います。
まとめ
レンタルサーバーが遅い時の解決方法について書いてみました。
もし何かございましたらお問い合わせからご連絡いただければ幸いです。